2013年06月25日

アベノミクス

 アベノミクスに対して批判的な意見がマスコミで多くなりつつあります。


 まず、株価が乱高下していることでアベノミクスの崩壊と批判されています。しかし、黒川総裁が就任した時の13000円台に落ちたとはいえ、民主党時代は7000円台まで落ち込んでいたことを考えると、はるかに改善されており、この点を私たちは忘れてはなりません。
 乱高下も一つの調整局面であり、大きなトレンドとしては確実に成長基調に入っていると言えます。

 また、地方経済で実感が感じられないという批判もあります。

 確かに円安で燃油価格や飼料価格が高騰し、第一次産業へマイナスの影響が表れていることは事実です。

 しかし、地方経済の実感が感じられない最大の理由はタイムラグにあります。24年度大型補正と25年度当初予算を合わせた大規模な財政出動で、公共事業を通じて地方経済を活性化する見込みですが、現在、地方自治体はその実施へ向けて測量設計を行っている段階です。

 それが終って、実際に本体工事が発注をされてくれば、財政出動の効果は確実に現れてきます。おそらく秋以降に効果が見え始め、忘年会シーズンには去年とは相当違った雰囲気になっていると思われます。

 
 政権党への批判はマスコミの役割であり、それを批判するつもりはありません。おそらく、これから参院選投票日まで、自民党へのネガティヴキャンペーンが続けられていくでしょう。

 

 しかし、アベノミクスはおそらく日本に残されたラストリゾートであり、このチャンスを失えば日本の再生は極めて困難になると考えます。

 そして、アベノミクスを推進するには国民の理解と後押しが欠かせません。

 いま、私たちは「記憶力」を問われていると言えます。民主党政権の経済失策を今一度思い出し、アベノミクスを応援していただきたいと存じます。

posted by 長峯誠 at 22:04| 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月14日

TPP

本日、農民連盟のご推薦をいただきました。TPPについての大きなご不安がある中でのご英断に心から感謝申し上げます。


 私は市長在任中、TPPについては交渉参加すら断固反対という立場でした。

 日本が国際社会の中で自由貿易を進めていくことは必要なことです。しかし、国内産業への影響に十分配慮して、漸進的に進めていくべきだと考えます。したがって、二国間のFTAやEPAをじっくりと時間をかけて進めていくことは容認します。

 しかし、TPPは(少なくとも安倍・オバマ会談以前は)「聖域なき関税撤廃」が前提でありました。

確かにすでに日本は世界の中でも関税を相当程度下げている国です。しかし、その日本であっても、いきなり関税をすべてなくすというのではあまりにも衝撃が大きすぎます。特に日本の食糧生産が壊滅的な打撃を受け、産業としての農業のみならず、食糧安全保障も守ることができなくなってしまいます。

 かつて日本中にあった桑畑が見られなくなったように、水田が日本から消えてしまう。主食を自国民に保障できないということがあっていいのでしょうか。

 尖閣問題の時に中国がレアアースの禁輸措置を取りました。主食を他国に握られているのでは外交すらできません。レアアースが「レアフード」になる懸念があるのです。

 

 このような観点から私はTPP交渉参加も反対でありました。

 しかし、交渉参加の是非は首相の専権事項であり、安倍首相は交渉参加を決断しました。

 そうなった以上、交渉参加自体に反対を述べていても詮無いことです。政治家はアイデアリスト(理想主義者)であると同時にリアリスト(現実主義者)である必要があります。

 今後は、交渉の中でどの程度聖域を守れるのか、どのような代償措置を日本政府が政策として打ち出すのか、厳しく注視してまいらねばなりません。また、状況に応じて断固たる行動も起こさねばならないと考えています。





posted by 長峯誠 at 23:26| 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする