2013年06月14日

TPP

本日、農民連盟のご推薦をいただきました。TPPについての大きなご不安がある中でのご英断に心から感謝申し上げます。


 私は市長在任中、TPPについては交渉参加すら断固反対という立場でした。

 日本が国際社会の中で自由貿易を進めていくことは必要なことです。しかし、国内産業への影響に十分配慮して、漸進的に進めていくべきだと考えます。したがって、二国間のFTAやEPAをじっくりと時間をかけて進めていくことは容認します。

 しかし、TPPは(少なくとも安倍・オバマ会談以前は)「聖域なき関税撤廃」が前提でありました。

確かにすでに日本は世界の中でも関税を相当程度下げている国です。しかし、その日本であっても、いきなり関税をすべてなくすというのではあまりにも衝撃が大きすぎます。特に日本の食糧生産が壊滅的な打撃を受け、産業としての農業のみならず、食糧安全保障も守ることができなくなってしまいます。

 かつて日本中にあった桑畑が見られなくなったように、水田が日本から消えてしまう。主食を自国民に保障できないということがあっていいのでしょうか。

 尖閣問題の時に中国がレアアースの禁輸措置を取りました。主食を他国に握られているのでは外交すらできません。レアアースが「レアフード」になる懸念があるのです。

 

 このような観点から私はTPP交渉参加も反対でありました。

 しかし、交渉参加の是非は首相の専権事項であり、安倍首相は交渉参加を決断しました。

 そうなった以上、交渉参加自体に反対を述べていても詮無いことです。政治家はアイデアリスト(理想主義者)であると同時にリアリスト(現実主義者)である必要があります。

 今後は、交渉の中でどの程度聖域を守れるのか、どのような代償措置を日本政府が政策として打ち出すのか、厳しく注視してまいらねばなりません。また、状況に応じて断固たる行動も起こさねばならないと考えています。





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posted by 長峯誠 at 23:26| 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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